ヒューリックの西浦三郎会長(左)と、副賞の宿泊券が記載されたパネルを手にする里見香奈白玲=2日、東京都港区
将棋の女流最高棋戦「第2期ヒューリック杯白玲(はくれい)戦」(ヒューリック主催)で初奪取を果たした里見香奈白玲(30)=清麗・女流王座・女流王位・倉敷藤花=の就位式が2日、東京都港区の「グランドニッコー東京 台場」で行われた。
里見白玲は8~10月に指された七番勝負で、西山朋佳(ともか)前白玲(27)=女王・女流王将=を4勝3敗のフルセットで下した。
就位式では、主催するヒューリックの西浦三郎会長が「3勝3敗で、最後のひと頑張りで里見さんが獲得された。5冠ということで、将棋界を引っ張っていってほしい。対局数が多くなっていますが、棋力とともに体力も鍛えて頑張っていただきたい」と挨拶した。
里見白玲には就位状が授与されたほか、西浦会長からはトロフィーや賞金目録、副賞のホテル宿泊券が贈られた。
最後に里見白玲が謝辞に立ち、「七番勝負は、自分の良い所、悪い所が出た勝負だった。まだまだ自分の欠点ばかりが目につきますが、強さ・個性・楽しさを取り入れられるよう一日一日精進してまいりたい」と力強く語った。