梅野隆太郎
阪神・梅野隆太郎捕手が2日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1億6000万円でサインした。来季が3年契約の2年目。交渉後の会見で「金額うんぬんより、来季に向けての話をさせてもらいました」と充実感を漂わせた。
今季は100試合の出場で打率2割2分8厘、4本塁打、25打点。18年から20年まで3年連続で獲得したゴールデン・グラブ賞の奪還もならなかったが「個人成績より、毎年『2位も6位も一緒。優勝、優勝』としか言っていない。入団して9年、そこに行き着いていなくて悔しいシーズンを送る日々の方が多いので、来季こそという意気込み」とチームの悲願を強調した。
岡田監督から正捕手として期待されており「うれしく思います。ここ何年も『いつになったら正捕手といわれるんだろう』ともがいていた。そういう方針でいくと言われ、モチベーションは上がるけど、一番は責任感」と気を引き締めた。