ライン上でクロスを上げた三笘
[12.2 カタールW杯グループリーグE組 日本-スペイン ドーハ/ハリファ]
切り札が最高の貢献をした。1点ビハインドの日本代表は、後半開始からMF堂安律とともにMF三笘薫を投入。すると堂安のゴールで同点に追いついた直後の後半6分、三笘が粘って上げたクロスをMF田中碧が押し込んで、逆転に成功した。
三笘のクロスがラインを割っていた可能性があったためにVARの介入があったが、得点が認められると、その後は左WBとして守備で奮闘。スペインに思うような攻撃をさせなかった。
インターネットテレビ「ABEMA」で解説を務めたMF本田圭佑も、この試合のMOMに三笘の名前を挙げたほど。三笘は「自分たちのプラン内で進められていたので、後半勝負だと思って準備していました」と充実の表情で話すと、「これまでのW杯においても大きな2勝だと思う。ベスト8に行ければ歴史が作れるので、もう一度みんなで集中したい」と気を引き締めた。