発見された証拠品の軽乗用車が運び込まれた福山東署の立体駐車場=奥(26日午前7時48分)
広島県福山市三吉町南2丁目の福山東署の警察車両用駐車場で窃盗事件の証拠品として押収し保管していた軽乗用車1台が盗まれた事件で、同署などは26日、福山市の自称配管工の男(29)を窃盗と建造物侵入の容疑で逮捕した。男は容疑を認めているという。
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逮捕容疑は24日午後8時35分ごろから9時20分ごろまでの間、福山東署駐車場に侵入し、保管中の軽乗用車1台(10万円相当)を盗んだ疑い。
同署によると、車は男の自宅の近くの民家の敷地内で捜査員が見つけた。立体駐車場西側の門から出入りしてとみており、防犯カメラにも映っていたという。
県警によると、車は福山市内で今月上旬に盗難被害に遭い、24日に同市内で発見、押収。同日午後8時ごろから福山東署の2階建て立体駐車場で保管していた。25日午前7時50分ごろ、出勤した署員がなくなっていることに気付いた。
立体駐車場は、来庁者駐車場に面した西側1階に門扉があるほか、敷地東側の通用口を利用して出入りすることができる。通用口は夜間施錠されるが、門扉は緊急車両の行き来のため無施錠という。
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