田中マルクス闘莉王氏
サッカー元日本代表・田中マルクス闘莉王氏(41)が28日、自身のYouTubeチャンネル「闘莉王TV」に新たな動画を投稿。27日のサッカーワールドカップ第2戦でコスタリカに0ー1で敗戦した日本代表について怒りをにじませた。
冒頭から「元気でしょうか? 元気あるわけないですよね」と肩を落とした闘莉王氏。「どうしたんですか!? 聞きたいですよ。最大のチャンス…」と日本代表に失望した。
まず、大金星を挙げた初戦のドイツ戦から先発メンバーを5人入れ替えた森保ジャパンに、「総力という言葉をよく監督は使うんだけど、それにちょっと賛成できない。ちょっと…なんでなのかなというところがある」と首を傾げた。
コスタリカは「Jリーグのチームが戦っても絶対にJリーグのチームが勝てる」ほど弱かったとし、「日本はチャンスらしいチャンスあった? よく振り返ってみてください。何にもなかったんですよ」とあきれ顔。「申し訳ないけど、森保監督の采配がよくなかった」と言い切った。
話はターンオーバーに戻り、「なんで上田選手を出してきたか。この前、浅野選手が点をとってくれただけに、その勢いのまま出していけばいい」「後半から勝負という考え方は僕には通用しない」「最初から一番状態がいいメンバー、能力がいいメンバーを出していかないといけないんですよ」などと批判。
また、ドイツ戦では後半3バックにしたことで逆転への活路を見出したが、「ドイツでうまくいったからといって、コスタリカにうまくいくとは限らない。よく考えるとドイツ戦の3バックがはまったのが、たまたまのことだったのかなと。それぐらいにしか思えないですね」と突き放した。後半3バックにせず、4バックのままで三笘をもっと高い位置でプレーさせるべきだったと指摘。「今回は森保監督の采配的なところが裏目に出た」と私見を語った。
最後にスタッフから次のスペイン戦へのエールを求められると、「送れるほどのものじゃない」と下を向き、「ドイツ戦の勝利をコスタリカ戦の敗戦で台無しにしたと思う。今までの盛り上がりはなんだったんでしょうか。正直、厳しい状況になりました」と怒りをにじませた。