記者会見する久保田徹さん(28日、東京都内で)
ミャンマーから解放された映像作家の久保田徹さん(26)が28日、日本外国特派員協会で記者会見し、拘束時の状況について明らかにした。
久保田さんが連行された警察署の留置場では、10平方メートルほどの部屋に約20人が収容され、折り重なるように寝た。不衛生で警察官が暴力を振るう姿も見たという。日本大使館と直接連絡をとることを求めたが許可されず、刑務所に移るまでの1週間弱、食事に手をつけず「事実上のハンガーストライキをしていた」と述べた。
(国際部 杉木雄斗)