2万円弱で買える!防災・在宅ワークにも使えるポータブル電源の隠れた名品【今日のライフハックツール】
私事ですが、先日引っ越しを終えました。ようやくひと段落つき、そろそろ仕事に全集中できる…と思った矢先、ちょっとした困り事が発生。
それは、マンションの法定点検による、1日がかりの全館停電です。維持保全のためには仕方がないことですが、夫婦揃ってリモートワーカーのわが家では仕事にならない…!
ノートPCの充電は当然保たないだろうし、そもそもWi-Fiルーターが使えません。近所のコワーキングスペースを丸一日利用するにしても、2人分だとそこそこの出費になりそうです。
…それならいっそ「ポータブル電源買っちゃう?」という結論に。事前に充電を済ませておけば、1日だけの停電なら余裕でしのげそうだし、防災グッズとしても持っておきたい。
あらゆる条件を加味して今回購入したのが、CTECHiの「ポータブル電源 320Wh」です。
【CTECHiの「ポータブル電源 320Wh」はこんな人にオススメ!】
- 安全性が高く、サイクル寿命が長いポータブル電源を探している
- コンパクトで自宅用、防災グッズ用に最適なポータブル電源を探している
- コスパが良く、十分な機能を搭載したポータブル電源を探している
安全性に容量、省サイズまで欲張りました!
というわけで、ポータブル電源を選ぶ際の基準は、下記の4つに絞りました。
【ポータブル電源を選ぶ際に重視した4つのこと】
- ガジェットの充電には困らないバッテリー容量
- 安全面に配慮されている
- AC出力でちょっとした家電が使える
- コンパクトサイズで、ソロキャンプに持っていける
いろいろと比較・検討した末にチョイスしたのが、これらの条件をすべて満たしていた「ポータブル電源 320Wh」。
初耳なメーカー名だったので調べてみたところ、CTECHiは中国・深センで設立。20年に迫る歴史を持ち、ポータブル電源の開発・研究を手掛けてきた会社でした。
製品開発のコンセプトとして安全性を第一に考え、展開するすべてのポータブル電源には、安全性の高いリン酸鉄リチウム電池を採用しているとのこと。
この電池には、発火や爆発の危険性や自己放電率が低く、サイクル寿命も長いのが特長。ポータブル電源を選ぶうえで、外せないポイントと言えるんじゃないでしょうか。
LPレコードと比べてもこの小ささ。重さは4kg程度
今回購入した「ポータブル電源 320Wh」は、執筆時点ではAmazonで約2万円とリーズナブルながらも、しっかりリン酸鉄リチウムバッテリーを採用しています。
当然、PSE認証も取得しており、バッテリー全体の温度や電圧、電流を制御する管理システムも搭載。かゆいところに手が届く仕様だし、CTECHiって隠れた優良メーカーなのかも!?
7台同時に充電できて、使い勝手良好
搭載している出力ポートは、ACコンセント×2/USB Type-Aポート×2/DCポート×2/USB Type-Cポート×1の計7つ。
右上の電源ボタンを長押しすると電源がオンになり、ディスプレイが表示されます。
ここでは、バッテリー残量やAC/DC出力、周波数(50/60Hz)などの状態が一目瞭然です。3分以上使用しないと自動で電源が切れる「自動シャットダウンモード」も設定でき、オン・オフ状態もチェックできます。
320Whのバッテリー容量&7つの出力ポートがあると、リモートワーク中に困るシーンはほぼありませんでした。
実際、停電中にはノートPCにスマホ、カメラに給電しながら、数時間にわたりWi-Fiルーターを起動させられるほど! PD60W、QC3.0端子(18W)により、急速充電にも対応しています。
本体の充電方法は、5WAYと豊富。ACコンセントにソーラーパネル、PD+AC、PD、シガーソケットからチャージ可能で、電源アダプターやカーチャージャーほか、4本のケーブルが付属しています。
PDとACを同時入力することで、充電にかかる時間を短縮することも可能。アウトドアで使用する際に「あれ、思ったよりバッテリーが足りない!?」と気付いても、急いで対応できるかもしれませんね。
停電時に便利なLEDライトも。点滅するSOS機能を搭載
AC出力で動く家電は限られるかも
あえてウィークポイントを挙げるなら、AC出力の定格出力は240W(瞬間350W)なので、動かせる家電にはある程度の制限があります。
具体的には、消費電力が小さい電気毛布や扇風機、テレビ、車載冷蔵庫、プロジェクターなどを動かす分には問題ナシ。一方、炊飯器や電気ポットなどは難しいケースが多そうです。
GIF: 山科拓郎
試しに、消費電力150Wの電動コーヒーミルを使ってみたところ、問題なく稼働しました。ただ、コーヒーメーカーを同時に動かすにはパワー不足なので、別途ドリッパーやケトルなどがあると安心です。
「ポータブル電源 320Wh」キャンプなどに持っていっても間違いなく役立ちますが、空調やちょっとした調理家電などを動かせる、便利なサポート役として考えておくのがベターでしょう。
とはいえ、執筆時点のAmazonで2万円台というお値段を考えると、コンパクトさや安全性の高さ、ほどよいバッテリー容量etc…かなりトータルバランスに優れていると言えそう。とりあえず一台ポータブル電源が欲しいなら、持っておいて損はないと思いますよ!
──2023年8月21日の記事を編集のうえ、再掲載しています。
執筆・撮影:山科拓郎
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Source: CTECHi, Amazon.co.jp