Aぇ! group「俺らは訳わからへん連中の集まり」 デビューまでの道のり描く【『BORDERLESS』episode1・2あらすじ】
『BORDERLESS Aぇ! group デビューまでのキセキ』より
5人組グループ・Aぇ! groupの初の単独ドキュメンタリーシリーズ『BORDERLESS Aぇ! group デビューまでのキセキ』が、CDデビュー前日の14日からNetflixで独占配信される。
同シリーズでは、5人の歩みを軸にメンバーの試行錯誤と成長を描くほか、数々の未公開映像を紹介。メンバーそれぞれのロングインタビューでは、これまで語られてこなかった“本人たちだけが知るエピソード”が次々と明かされる。
episode1では「step by step」と題し、Aぇ! groupの歴史を紹介する。密着取材が始まったのは2018年の秋。関西ジュニアは、大阪のけいこ場で日々を過ごしていた。その中に正門良規、末澤誠也、草間リチャード敬太、小島健、佐野晶哉もいた。
“寄せ集め”の状態でバンド活動を開始。ギター担当の正門は「新しいところを開拓したくて、もがいていた」と当時を回想する。ドラムを務める佐野は「関西ジュニアの公演のドラム担当が、本番の2週間前に辞めてしまったんです。それで僕が大人10人くらいに呼び出されて『ドラム、やってくれるか？』と言われて。当時ほぼ未経験でしたが『やります！』って答えました」という。この選択が佐野のアイドル人生を動かすことになる。
一方、小島もある日突然キーボード担当を任命されたと言い、その裏話を明かす。また、ボーカルの末澤は歌唱力に定評があったものの、仕事がほとんど来ない苦境を経験。「あの頃は“腐っていた”時期もありました。楽しくないな～って」と語る。しかし、関西ジュニアを出て“外部の舞台”に挑むうちに末澤の考え方が変わっていく。
そんな5人は、関西ジュニアのサポート役・横山裕と大倉忠義（SUPER EIGHT）の指導のもと、徐々に頭角を現すように。しかし、サックス担当のリチャードはアイドルの夢を諦めようとしていた。「当時、家庭の事情で働かないといけなくなって、掛け持ちで3つくらいバイトしていて。横山くんにも『（事務所を）もう辞めます』って伝えて、そしたら」と、横山から言われて“改めて気づいたこと”を語る。
そして、2019年、Aぇ! groupが結成。当時の映像にはメンバーの初々しい姿が収められている。デビューまでの5年分の歩みを振り返る。
episode2（15日配信）では「律儀と純情」と題し、正門が貫く真摯な姿勢と、小島が希望を見出した笑いの道を描き出す。
2024年春、Aぇ! groupは、同じ関西ジュニア出身・なにわ男子のメンバーたちを前にして念願のCDデビューを伝えた。デビューシングル「《A》BEGINNING」のレコーディン
グが始まった。メンバーのうち、特に試行錯誤していたのは正門。西畑大吾（なにわ男子）や永瀬廉（King & Prince）は、同じ日に事務所に入った同期にあたる。
正門は周囲に対して礼儀正しく、いつも謙虚で律儀。密着取材5年分の映像には、関西ジュニアの中でも際立って真面目な正角の姿がたびたび記録されていた。当時のインタビューで「僕たちの場合、“アイドルのわりには”とか、そういったフィルターを通して印象が決まってしまうこともあると思うんです。だからこそ自分は、しっかりとプロ並みの“何か”を持っていたい」と語っていた。そんな彼が挑んだソロライブや数々の仕事現場を追っていく。
自らアイドルを志して芸能界に入った正門とは対照的に、小島は家族の勧めで事務所入り。ダンスは当時未経験で、アイドルへの憧れはなく「『普通の学校生活を送りたい』と泣きながら反抗していました。『嫌や！』って。自分の武器は何もないし、その頃はデビューしたいわけでもなかったし」と振り返る。その中で小島が見つけた自分の可能性が“笑い”だ。
2018年の映像とともに、小島がコント制作に目覚めていく姿を紹介する。関西ジュニアの仲間たちをはじめ、横山や大倉を爆笑させた小島の“世界観”とは。
まだ何者でもなかったAぇ! groupが集まり、バンド、笑い、俳優、アイドルと、ボーダレスな世界観を自分たちで作り上げた。「ほんまに、俺らはわけわからへん連中の集まりなんですよ。だからこそ、良いものにしようと団結できている気はしますね」と、小島が表現するAぇ! groupの知られざる裏側に迫る。
番組のナレーションは、西畑が担当する。episode 3は22日、episode 4は29日、episode 5は6月5日に配信される。